いつつ‐どうぐ【五つ道具】
江戸時代の大名行列で、槍・打ち物・長柄傘・挟箱(はさみばこ)・袋入れ杖(つえ)の5種。「引き馬に—」〈浄・会稽山〉
いも‐ざし【芋刺(し)】
串で芋を刺すように、槍(やり)・刀などで人を刺し通すこと。串刺し。田楽(でんがく)刺し。
うちもの‐わざ【打ち物業】
刀・槍などで打ち合い、戦うこと。「—にてかなふまじ、組んで力の勝負せん」〈謡・烏帽子折〉
うで‐ぬき【腕貫き】
1 腕にはめて飾りとする輪。うでわ。 2 事務員や作業員が、服の袖(そで)が汚れないよう、手首からひじにかけてはめる布製の筒。 3 刀の柄頭(つかがしら)や鍔(つば)につけるひもの輪。これに手首...
裏(うら)をか・く
1 相手が予想したのとは反対のことをして相手を出し抜く。「バントと見せかけて—・き強打に転ずる」 2 矢・槍(やり)・刀などが鎧(よろい)などの裏まで突き通る。うらかく。
えちぜん【越前】
旧国名。北陸道7か国の一。大半は現在の福井県東部に、ごく一部が岐阜県郡上市にあたる。越(こし)の国を天武天皇の時代に3分して成立。8〜9世紀に能登・加賀2国を分離。古称、こしのみちのくち。...
おおしま‐りゅう【大島流】
江戸初期に、大島伴六吉綱(ばんろくよしつな)が始めた槍術(そうじゅつ)の一派。
おおしま‐りょうきち【大島亮吉】
[1899〜1928]登山家。東京の生まれ。大正11年(1922)北アルプス槍ヶ岳の冬期初登頂に成功。登山思想の確立に努めたが、昭和3年(1928)3月、前穂高岳北尾根で墜落死。著「山」「先蹤者...
おお‐とりげ【大鳥毛】
鷹(たか)などの羽で、栗のいが状に大きく作り、槍(やり)の鞘(さや)や馬印としたもの。
おおばみ‐だけ【大喰岳】
長野・岐阜県境、飛騨山脈の槍ヶ岳の南にある山。標高3101メートル。