よう‐がまし・い【様がましい】
[形][文]やうがま・し[シク]《中世・近世語》 1 もったいぶっている。いわくありげである。「御下向なからんもなかなか—・しかるべし」〈盛衰記・四一〉 2 条件や注文がやかましい。うるさい。「...
よう‐が・り【様がり】
[動ラ変]《「ようがあり」の音変化》いっぷう変わっている。趣がある。「この滝は—・る滝の興がる滝の水」〈梁塵秘抄・二〉
よう‐き【様器/楊器】
規定どおりに作られた儀式用の食器。「御机なる—を取り代へて」〈宇津保・蔵開上〉
よう‐しき【様式】
1 ある範囲の事物・事柄に共通している一定の型・方法。スタイル。「古い—の家具」「書類の—」 2 ある時代・流派の芸術作品を特徴づける表現形式。「飛鳥(あすか)—を模倣する」「—美」 3 習慣・...
ようしき‐か【様式化】
[名](スル)一定の様式をもつようにすること。特に芸術作品などで、事物を単純化・類型化しながら表現に様式上の特性を与えること。「—された演技」
ようしき‐び【様式美】
芸術作品などの表現形式がもつ美しさ。「—を極めた意匠」「華麗な—」
よう‐す【様子/容子】
《「す(子)」は唐音》 1 外から見てわかる物事のありさま。状況。状態。「当時の—を知る人」「室内の—をうかがう」 2 身なり。なりふり。「—のいい人」 3 態度。そぶり。「悲しそうな—をする」...
ようす‐ぶ・る【様子振る】
[動ラ五(四)]気どる。もったいをつける。「(聖人ハ)—・ったり、見かけをかざったりはしない」〈実篤・幸福者〉
ようす‐み【様子見】
事の成り行きを見守ること。相場についてもいう。模様眺め。「各派閥の動きが読めず—となる」「相場の下落を警戒して—の傾向」
よう‐そう【様相】
1 ありさま。すがた。「ただならぬ—を呈する」 2 哲学で、事物の存在の仕方。可能性、現実的、必然的など。また、それらに対応する判断の形態。