かりょく‐じゅりん【夏緑樹林】
夏に緑葉をつけ、寒冷な冬に落葉する広葉樹からなる群落。クリ・ケヤキ・ブナ・ミズナラ・カエデなどを主とする。この以北には針葉樹林帯が、以南には照葉樹林帯が続く。落葉広葉樹林。夏緑林。
こうじゅ‐りん【紅樹林】
⇒マングローブ
こうようじゅ‐りん【広葉樹林】
大部分を広葉樹が占める森林。温帯から熱帯にかけて分布。日本では、ブナ・ミズナラ・カエデなどが主体の落葉広葉樹林と、シイ・カシ・タブノキ・クスノキなどが主体の常緑広葉樹林がみられる。
こうようじゅ‐りん【硬葉樹林】
植物群系の一。硬葉樹を中心とするもの。夏は乾燥し、冬に降水量の多い地中海沿岸などに発達。
しょうよう‐じゅりん【照葉樹林】
常緑広葉樹のうちで、葉のクチクラ層が発達して光沢があるシイ・クスノキ・ツバキなどを優占種とする樹林。東アジアの亜熱帯から暖温帯にかけて最も広く分布。
しんようじゅ‐りん【針葉樹林】
針葉樹が優占種となっている森林。主に北半球に分布。トウヒ・シラビソ・トドマツなどが多い。
じゅ‐りん【樹林】
植物群系の一。木本植物が密に生えている群落。高木林・低木林に分けられる。高木層・低木層・草本層・コケ層など、多層構造をなす。熱帯降雨林・照葉樹林・針葉樹林など。
じょうりょくこうようじゅ‐りん【常緑広葉樹林】
落葉しない広葉樹からなる森林。日本では多く、シイ・カシ・タブノキ・クスノキを主体とする。
らくようこうようじゅ‐りん【落葉広葉樹林】
落葉する広葉樹からなる森林。冬季に落葉する夏緑樹林と、乾期に落葉する雨緑林があり、日本では特に夏緑樹林をさす。
らくようじゅ‐りん【落葉樹林】
落葉樹からなる森林。温帯の低地に広く分布し、亜熱帯や熱帯の乾期のある地域にもみられる。