じゅえい【樹影】
佐多稲子の小説。長崎を舞台に原爆症に苦しみながら生きた男女を描く。昭和47年(1972)刊行。同年、第25回野間文芸賞受賞。
じゅえいたん【樹影譚】
丸谷才一の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は「群像」誌、昭和62年(1987)4月号に掲載。第15回川端康成文学賞を受賞。翌年刊行の作品集は、ほかに短編「夢を買ひます」「鈍感な青年...
じゅ‐えき【樹液】
1 立ち木の幹などから分泌する液。 2 樹木の中に含まれている、養分となる液。
じゅ‐えん【樹園/樹苑】
樹木の多い庭園。林園。
じゅ‐か【樹下】
樹木の下。じゅげ。
じゅ‐か【樹果】
樹木の果実。「牛董ニュートンの—の墜つるを見て」〈中村訳・西国立志編〉
じゅ‐かい【樹海】
広い範囲に樹木が繁茂し、見下ろすと海のように見える所。「富士山麓の—」
じゅか‐せきじょう【樹下石上】
《樹木の下と石の上の意から》山野・路傍などに露宿すること。修行者や僧侶の境遇などをいう。じゅげせきじょう。
じゅげ‐せきじょう【樹下石上】
⇒じゅかせきじょう(樹下石上)
じゅかびじん‐ず【樹下美人図】
樹下に美人がたたずむさまを描いた風俗図。中国唐代に盛行し、正倉院蔵の鳥毛立女屏風(とりげりゅうじょのびょうぶ)もその一例。