まちどお‐し・い【待(ち)遠しい】
[形][文]まちどほ・し[シク]《「まちどお」の形容詞化》待っていてもなかなか来ず、早く来るようにと願っているさま。「お正月の来るのが—・い」「入学式が—・い」 [派生]まちどおしがる[動ラ五]...
ま‐ぢか【間近】
[名・形動]間近いこと。また、そのさま。「駅に—な住居」「正月が—に迫る」 [補説]「真近」「目近」とも書く。
まつ【松】
1 マツ科マツ属の常緑高木の総称。明るく乾燥した地に生え、樹皮はひび割れするものが多い。葉は針状で、ふつうアカマツ・クロマツなどでは2本、ゴヨウマツ・チョウセンゴヨウ・ハイマツなどでは5本が束に...
まつ‐おさめ【松納め】
1 正月の門松やしめ飾りを取り払うこと。松倒し。松下ろし。松送り。松引き。松直し。《季 新年》「此(この)町や後れ先だつ—/虚子」 2 正月祭事の締めくくりの日。正月送り。
まつ‐かざり【松飾り】
正月に家の門口に飾り立てる松。かどまつ。《季 新年》
まつ‐すぎ【松過ぎ】
正月、松飾りを取り払ったあと。松の内が過ぎたころ。7日過ぎ、また15日過ぎをいう。《季 新年》「—のはやくも今日といふ日かな/万太郎」→松の内
まつ‐の‐うち【松の内】
正月の松飾りを立てておく期間。元日から7日、また15日まで。注連(しめ)の内。《季 新年》「子を持たぬ身のつれづれや—/荷風」
まつ‐ばやし【松囃子/松拍子】
1 室町時代に盛行した初春の祝福芸。唱門師(しょうもんじ)などの専業芸人のほか、村人・町人・侍などが、幕府や諸邸を回って種々の芸能を演じ、祝い言を述べたもの。現在も民俗芸能として九州に残る。 2...
まつ‐むかえ【松迎え】
正月の門松などに用いる松を山から切ってくること。《季 冬》「谷山に子どもの声す—/澄雄」
まつりごと‐はじめ【政始】
平安時代、毎年正月吉日を選んで、公卿以下が太政官庁または外記庁に出て、その年の政事を初めて行う朝廷の儀式。