き【毀】
[常用漢字] [音]キ(呉)(漢) [訓]こわす こぼつ そしる 1 破りこわす。「毀棄・毀傷・毀損/破毀」 2 悪口を言う。そしる。「毀誉/誹毀(ひき)・謗毀(ぼうき)」 [難読]刃毀(はこぼ)れ
き‐かい【毀壊】
[名](スル)こわしやぶること。また、こわれやぶれること。「況や又戦闘の利害に係わる時は是を—するを得るをや」〈西周訳・万国公法〉
き‐き【毀棄】
[名](スル) 1 物を壊したり捨てたりして、役に立たないようにすること。 2 法律で、物の効用を滅失または減少させる一切の行為。
きき‐ざい【毀棄罪】
物の効用をそこなう罪の総称。文書の毀棄、建造物・器物の損壊、信書の隠匿などの罪を含む。→公用文書等毀棄罪 →私用文書等毀棄罪
き‐しょう【毀傷】
[名](スル)損ない傷つけること。「彼も此も—せられたり」〈鴎外・藤鞆絵〉
き‐そん【毀損】
[名](スル) 1 物をこわすこと。物がこわれること。「器物を—する」 2 利益・体面などをそこなうこと。「名誉を—する」 [補説]「棄損」とも書く。
き‐ぼう【毀謗】
[名](スル)そしること。非難すること。誹謗(ひぼう)。
き‐よ【毀誉】
けなすこととほめること。悪口と称賛。「世上の—は、如何なりとも」〈竜渓・経国美談〉
きよ‐ほうへん【毀誉褒貶】
ほめることと、けなすこと。さまざまな評判。「—を顧みない」
こぼ・す【毀す】
[動サ四]「こぼ(毀)つ」に同じ。「あななひを—・し」〈竹取〉