じゅ‐そう【樹霜】
大気中の水蒸気が昇華して樹木などに付着した、氷の結晶。霧氷の一種。《季 冬》
じゅ‐ひょう【樹氷】
およそ氷点下5度以下に冷却した水蒸気や過冷却の水滴が、樹木などに吹きつけられ凍結してできた氷。気泡を多く含むため白色不透明で、もろい。霧氷の一。《季 冬》
じょう‐き【蒸気/蒸汽】
1 液体の蒸発や固体の昇華によって生じる気体。 2 「水蒸気」に同じ。「やかんから—が立ち上る」 3 「蒸気機関車」「蒸気船」の略。
じょうき‐ぎり【蒸気霧】
安定した冷たい空気が暖かい水面上にあるとき、水面から蒸発した水蒸気が凝結してできる霧。蒸発霧。
じょうき‐よく【蒸気浴】
1 蒸気で温浴すること。蒸し風呂など。 2 水蒸気などを用いて加熱すること。また、その装置。引火性の液体などを容器に入れたままで一定温度を保って加熱できる。乾燥・蒸留などに用いる。
じょう‐さん【蒸散】
[名](スル)植物体内の水分が体表から水蒸気として排出される現象。葉の気孔で行われるが、クチクラ蒸散もわずかにみられる。
じょうしょう‐きりゅう【上昇気流】
上方に向かう空気の流れ。上昇すると温度が下がるので、水蒸気が凝結して雲を生じ、雨を降らせる原因になる。
じんこう‐ゆき【人工雪】
人為的につくった雪。低温室で自然と同様の条件を整え、水蒸気から雪の結晶を成長させる。また、雲の中に結晶の核となるドライアイスの粒やヨウ化銀を投じる人工降雪を指す。雪不足のスキー場で用いられる人工...
ジーピーエス‐きしょうがく【GPS気象学】
GPSなどの衛星測位システムの信号を利用し、大気の状態を調べる気象学の一分野。信号の遅延から大気の屈折率に影響を与える水蒸気量を推定し、水蒸気の三次元分布や構造を知る手法などがある。
すい‐き【水気】
1 みずけ。しめりけ。 2 水蒸気。水煙。 3 からだがむくむこと。水腫(すいしゅ)。浮腫(ふしゅ)。「少し—が来たようにむくんでいる」〈芥川・鼻〉