すい‐ぎん【水銀】
亜鉛族元素の一。常温で液状である唯一の金属で、銀白色で重い。有毒。融点はセ氏零下38.86度、沸点はセ氏356.72度。主要鉱物は辰砂(しんしゃ)で、これを焼いて製する。多くの金属とアマルガムを...
すいぎん‐あつりょくけい【水銀圧力計】
水銀をガラス管に入れて水銀だまりの中に倒立させ、真空ガラス管中の水銀柱の高さによって気体の圧力を測る圧力計。大気圧測定用のものは水銀気圧計とよばれる。
すいぎん‐おんどけい【水銀温度計】
細管と球からなるガラス管に水銀を入れ、水銀の熱膨張を利用して温度を測る温度計。 [補説]水俣条約(水銀条約)の発効により、令和3年(2021)以降は製造と輸出入が禁止されている。
すいぎん‐かんでんち【水銀乾電池】
⇒水銀電池
すいぎん‐きあつけい【水銀気圧計】
気圧計の一。水銀をガラス管に入れて水銀だまりの中に倒立させ、真空ガラス管中の水銀柱の高さによって気圧を測定する。最も標準的な気圧計。水銀晴雨計。
すいぎん‐こうこう【水銀硬膏】
水銀と無水ラノリンとを練り合わせ、蜜蝋(みつろう)などを混ぜて製する硬膏。梅毒疹(ばいどくしん)などに用いられた。
すいぎん‐ざい【水銀剤】
水銀の殺菌作用を利用した薬剤の総称。副作用があるため現在はほとんど使用されない。
すいぎん‐じょうやく【水銀条約】
⇒水俣(みなまた)条約
すいぎん‐せいうけい【水銀晴雨計】
⇒水銀気圧計
すいぎん‐せいりゅうき【水銀整流器】
真空容器中に水銀を陰極として、石墨または鉄を陽極として入れ、水銀蒸気中に起こる、アーク放電を利用する整流器。