こおり‐の‐ついたち【氷の朔日】
陰暦6月1日。昔、宮中で、冬にできた氷を氷室(ひむろ)から取り出して群臣に賜る儀式がこの日行われた。民間では、正月の餅(もち)を凍(し)み餅にしておいて、この日に炒(い)って食した。氷室の朔日。...
こおり‐の‐はな【氷の花】
氷の表面にできる花のような模様。また、氷花(ひょうか)のこと。《季 冬》
こおり‐の‐やいば【氷の刃】
氷のように研ぎ澄まされた鋭い刀や剣の刃。こおりのつるぎ。「抜けば玉散る—」
氷(こおり)は水(みず)より出(い)でて水(みず)よりも寒(さむ)し
《「荀子」勧学から》弟子が師よりも勝ることのたとえ。青は藍(あい)より出でて藍より青し。
こおり‐ぶくろ【氷袋/氷嚢】
⇒ひょうのう(氷嚢)
こおり‐まくら【氷枕】
熱のあるときなどに、氷や冷水を入れて頭部を冷やすゴム製の枕。
こおり‐みず【氷水】
1 飲み水に氷を入れて冷たくしたもの。 2 「こおりすい」に同じ。《季 夏》「日焼顔見合ひてうまし—/秋桜子」
こおり‐みつ【氷蜜】
氷砂糖を細かくしたものを鶏卵の白身で溶いて煮詰めたもの。
こおり‐もち【凍り餅/氷餅】
寒中にさらして凍らせた餅。信州・東北地方で作る。しみ餅。こおりのもち。《季 冬》
こおり‐や【氷屋】
1 氷を製造・販売する店。また、その人。 2 夏に、氷水などの飲料を売る店。また、その人。氷店(こおりみせ)。