江戸(えど)っ子(こ)は五月(さつき)の鯉(こい)の吹(ふ)き流(なが)し
江戸っ子は口は悪いが、腹にはこだわりがなく気性はさっぱりしていることをいう。また、江戸っ子は口先だけで意気地のないことにもいう。
江戸(えど)っ子(こ)は宵越(よいご)しの銭(ぜに)は持(も)たぬ
江戸っ子は、金をためることをいさぎよしとはしないで、その日に得た金はその日のうちに使ってしまう。江戸っ子の気前のよさを自慢していう言葉。
えど‐づま【江戸褄】
女性の長着の裾模様。地色は黒または色無地にし定紋を置き、衽(おくみ)から前身頃(まえみごろ)にかけて、斜めに模様を染め出し、金銀の刺繍(ししゅう)や箔(はく)で飾ったもの。礼服に用いる。江戸褄模様。
えど‐づめ【江戸詰め】
江戸時代、参勤交代の制度に基づき、諸国の大名・家臣が江戸にある藩邸で勤務したこと。江戸番。
えどでんしょ【江戸伝書】
⇒陶工必用
えど‐どおり【江戸通り】
東京都千代田区大手町から台東区花川戸までの道路の呼び名。浅草橋より先は隅田川とほぼ平行して走る。
えど‐な【江戸菜】
高菜(たかな)の別名。
えど‐ながうた【江戸長唄】
長唄を上方の地歌の長歌と区別して呼んだ称。
えどにほんばし【江戸日本橋】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。遠方に富士山と江戸城、手前に日本橋を行きかう人々の雑踏を描いている。
えどねんちゅうぎょうじ【江戸年中行事】
三田村鳶魚の著作。昭和2年(1927)刊。