きょう‐ふつ【共沸】
混合溶液を蒸留するとき、一定の圧力で一定の沸点を示し、そのとき発生する蒸気と溶液の組成が等しくなる現象。化合物と異なり、圧力を変えると組成は変化する。アゼオトロープ。
しゃ‐ふつ【煮沸】
[名](スル)水などを火にかけて煮立たせること。「消毒のために—する」
しょ‐ふつ【煮沸】
[名](スル)⇒しゃふつ(煮沸)
てい‐ふつ【鼎沸】
[名](スル)鼎(かなえ)の湯がわきかえるように、議論が盛んになること。また、大勢の人がやかましく騒ぎたてること。「山東諸州—し、官と賊と交々(こもごも)勝敗あり」〈露伴・運命〉
とっ‐ぷつ【突沸】
沸点以上に熱しても沸騰しない液体を、さらに加熱しつづけると突然激しく沸騰する現象。
にえ【沸/錵】
日本刀の刃と地肌との境に現れる、銀砂をまいたように輝いて見えるもの。→匂い4
ふつ【沸】
[常用漢字] [音]フツ(慣) [訓]わく わかす 1 水が煮え立つ。「沸点・沸騰・沸沸/煮沸・鼎沸(ていふつ)」 2 わき出る。「沸沸」
ふつ‐ふつ【沸沸】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 湯などがわきたつさま。「湯が—と煮えたぎる」 2 水などがわき出るさま。「汗が—と出てくる」 3 ある感情が強くわき起こるさま。「闘志が—とわく」