あぶら‐こし【油漉し】
揚げ物をしたあとの油をこしてかすをとる、金網つきの道具。
あぶら‐さし【油差(し)】
1 機械などに油をさすのに用いる、細長い口のついた道具。また、油をさすこと。 2 行灯(あんどん)などの油皿に油を補給するための容器。油つぎ。
あぶら‐ざ【油座】
鎌倉・室町時代、主としてエゴマを原料とする灯油を製造・販売した商人の座。
あぶらざか‐とうげ【油坂峠】
岐阜・福井の県境、九頭竜(くずりゅう)川源流部に位置する峠。標高780メートル。西方に九頭竜ダムがある。
あぶら‐ざめ【油鮫】
1 アブラツノザメの別名。 2 エドアブラザメの別名。 3 フトツノザメの別名。
あぶら‐ざら【油皿】
行灯(あんどん)などで、灯火用の油を入れる小さい皿。灯蓋(とうがい)。油坏(あぶらつき)。
あぶら‐しめぎ【油搾め木】
果実や種子から油をしぼりとるために使う木製の器械。しめぎ。
あぶら‐しょうじ【油障子】
雨などを防ぐため油紙を張った障子。雨障子(あましょうじ)。
あぶらじごく【油地獄】
斎藤緑雨の小説。明治24年(1891)刊。柳橋の芸妓に惹かれ、やがて狂気に陥る地方出身の青年の姿を描く。
あぶら‐じ・みる【油染みる】
[動マ上一][文]あぶらじ・む[マ上二]油が染みついて汚れる。「—・みた作業衣」