しゅん‐でい【春泥】
春の、雪解けや霜解けなどによってできたぬかるみ。《季 春》「—を人罵りてゆく門辺/虚子」 [補説]書名別項。→春泥
しゅんでい【春泥】
久保田万太郎の小説。昭和3年(1928)1月から4月にかけて大阪朝日新聞に連載。
しん‐でい【深泥】
《「じんでい」とも》どろが深いこと。また、そのような場所。深いぬかるみ。〈日葡〉
せつ‐でい【雪泥】
雪と泥。また、雪解けのぬかるみ。
ちり‐ひじ【塵泥】
1 ちりと、どろ。「高き山も麓の—よりなりて」〈古今・仮名序〉 2 とるにたりないもの。「かかる聞えあらば、兵衛が身は何の—にかならむ」〈宇津保・藤原の君〉
つい‐ひじ【築泥】
《「つきひぢ」の音変化》「築地(ついじ)」に同じ。「童べの踏みあけたる—のくづれより通ひけり」〈伊勢・五〉
でい【泥】
1 どろ。 2 金・銀の箔を粉末にし、にかわで溶いた絵の具の一種。金泥・銀泥など。 3 中国で、南海にすむと伝える虫の名。骨がなく、水がなくなると、どろのようにぐにゃぐにゃになるという。
でい【泥】
[常用漢字] [音]デイ(漢) [訓]どろ ひじ なずむ 〈デイ〉 1 どろ。「泥水・泥土・泥濘(でいねい)/雲泥・汚泥・春泥」 2 どろ状のもの。「泥炭/金泥(きんでい・こんでい)・銀泥」 ...
どぶ‐どろ【溝泥】
どぶの底にたまる汚泥(おでい)。
どろ【泥】
1 水がまじってやわらかくなった土。粒子は砂よりも細かく、大きさによりシルトと粘土とに分ける。 2 「泥棒」の略。「こそ—」