うらどめ‐かいがん【浦富海岸】
鳥取県北東部、岩美(いわみ)郡岩美町の日本海沿岸一帯の称。海食地形に富む名勝地。
うらど‐わん【浦戸湾】
高知県中央部、土佐湾から入り込んだ湾。湾奥に高知市がある。湾口の昭和47年(1972)架橋の浦戸大橋は長さ1480メートル。
うら‐なみ【浦波】
海岸に打ち寄せる波。「朝風に—騒き夕波に玉藻は来寄る」〈万・一〇六五〉
うら‐にし【浦西】
主に山陰地方で、晩秋から冬にかけて吹く西風、または北西の風。
うら‐びと【浦人】
漁師など海辺で生活する人。漁民。「—は歌い山人はののしり、最(い)と賑々(にぎにぎ)しけれど」〈独歩・源叔父〉
うら‐びゃくしょう【浦百姓】
中・近世、漁村の住民をいう語。また、本百姓(一般の農民)に対して、漁業に従事する住民をいう。
うら‐まつり【浦祭(り)】
⇒磯祭り2
うら‐み【浦廻/浦回】
《「み」は動詞「み(廻)る」の連用形から。曲がりめぐること、また、そのようになっている地形》 1 舟で浦を漕ぎ巡っていくこと。「藤波を仮廬(かりほ)に造り—する人とは知らに海人(あま)とか見らむ...
うら‐み【浦見】
海辺を眺めること。和歌で、多く「恨み」に掛けて用いる。「浜千鳥跡のとまりを尋ぬとて行くへもしらぬ—をやせむ」〈かげろふ・上〉
うら‐やく【浦役】
1 漁村で浜や漁業を管理する役目。浜役。浜がかり。 2 江戸時代、漁村民に課せられた賦役(ふえき)・雑税。浜役。