あこぎ‐が‐うら【阿漕ヶ浦】
三重県津市東部一帯の海岸。伊勢神宮に供える魚をとる漁場として、殺生禁断の地であった。[歌枕]「いかにせん—のうらみても度かさなれば変はる契りを」〈新千載・恋五〉
あさか‐の‐うら【浅香の浦】
大阪府堺市東部の浅香山町付近の古称。[歌枕]「夕さらば潮満ち来なむ住吉の—に玉藻刈りてな」〈万・一二一〉
あじ‐が‐うら【阿字ヶ浦】
茨城県中東部、ひたちなか市にある海岸。長さ約2キロメートル。遠浅のため、夏は海水浴場としてにぎわう。景勝地。
いづら【五浦】
茨城県北東部、北茨城市大津町にある海岸。海食崖をなす景勝地。明治39年(1906)に岡倉天心が日本美術院を移した所。
うけ‐うら【請浦】
江戸時代、漁村の漁業年貢などの徴収・納入を、年限を定めて村、または地元の人や町の魚商人が請け負ったこと。
うち‐うら【内浦】
海または湖水が陸地に入り込んでいる所。
うら【浦】
《「裏」と同語源で、外海に対して内側の意》 1 海や湖が湾曲して陸地に入り込んだ所。入り江。 2 海辺。浜。
かい‐ぶ【海部/海賦/海浦】
摺(す)り絵・描き絵・蒔絵(まきえ)などの文様の名。海辺の景色に波を文様化したもので、松・鳥などを配することもある。大海(おおうみ)。
かすみがうら
茨城県中南部、霞ヶ浦西岸にある市。レンコンの生産、ナシ・ブドウなどの果樹栽培が盛ん。平成17年(2005)3月に霞ヶ浦町と千代田町が合併して成立。人口4.4万(2010)。
かすみ‐が‐うら【霞ヶ浦】
茨城県南部の海跡湖。面積167.6平方キロメートルで、琵琶湖に次ぐ。富栄養湖。ワカサギ・シラウオなどの魚類が多い。