あだ‐なみ【徒波/徒浪】
たいした風もないのに立つ波。変わりやすい人の心、軽々しい行為などをたとえていう語。「音にだに立てじと思ひし—のあだなる名をも流しつるかな」〈新葉・恋二〉
いち‐ろう【一浪】
[名](スル)《「一年浪人」の略》卒業年度に上級学校への進学試験に合格できず、1年間学籍なしに過ごすこと。また、その人。
うすだ‐あろう【臼田亜浪】
[1879〜1951]俳人。長野の生まれ。本名、卯一郎。俳誌「石楠(しゃくなげ)」を創刊。新傾向と保守との中間派として多くの後進を育成。
えん‐ろう【煙浪/烟浪】
「煙波(えんぱ)」に同じ。
おしかわ‐しゅんろう【押川春浪】
[1876〜1914]小説家。愛媛の生まれ。本名、方存(まさあり)。冒険小説で有名。著「海底軍艦」「武侠の日本」「新日本島」など。
お‐なみ【男波/男浪】
低い波の次に打ち寄せてくる高い波。また、高低のある波の中で、高いほうの波。⇔女波(めなみ)。
かいだんじおしかわしゅんろう【快男児押川春浪】
横田順弥、会津信吾の共著によるノンフィクション。押川春浪の生涯を描く。昭和62年(1987)刊行。第9回日本SF大賞受賞。
ぎゃく‐ろう【謔浪】
[名](スル)たわむれふざけること。「客と共に—した玄機は」〈鴎外・魚玄機〉
ぎゃく‐ろう【逆浪】
さかまく波。さかなみ。げきろう。
けん‐ろう【嶮浪】
勢いのはげしい大波。