ゆう【湧】
[常用漢字] [音]ユウ(呉) ヨウ(漢) [訓]わく 水がわき出る。「湧出・湧泉」 [補説]「涌」は異体字。
ゆう‐しゅつ【湧出/涌出】
[名](スル)地中から液体がわき出ること。「温泉が—する」
ゆう‐せん【湧泉/涌泉】
1 わき出るいずみ。 2 経穴(けいけつ)の一。足底の土踏まずにあり、鍼灸治療で重視される。生命力が泉のようにわく所の意。
よう‐せん【湧泉/涌泉】
⇒ゆうせん(湧泉)
ゆう‐ぜん【湧然/涌然】
[ト・タル][文][形動タリ]わき出るさま。盛んにわき起こるさま。「黄金色の紅が—として輝いた」〈倉田・愛と認識との出発〉
わか・す【湧かす/涌かす】
[動サ五(四)] 1 涙や汗を出す。「額から油汗をじりじり—・した」〈漱石・行人〉 2 心ならずも、虫などを発生させる。わかせる。「うじを—・す」
わき【湧き/涌き】
1 現れ出ること。「今年はハゼの—がいい」 2 魚群が押し寄せて、海面が泡立ち白くなること。
わき‐あが・る【湧き上(が)る/涌き上(が)る】
[動ラ五(四)]下の方から現れて上の方へ行く。「入道雲が—・る」「煙突から蒸気が—・る」
わき‐い・ず【湧き出づ/涌き出づ】
[動ダ下二] 1 「わきでる1」に同じ。「土裂けて水—・で」〈方丈記〉 2 「わきでる2」に同じ。「—・づる涙の川はたぎりつつ」〈宇津保・嵯峨院〉 3 「わきでる3」に同じ。「優なる女房うち使ひ...
わき‐おこ・る【湧き起(こ)る/涌き起(こ)る】
[動ラ五(四)]下の方から盛んに出てくる。「泉が—・る」「にわかに雷雲が—・る」