いん【淫/婬】
1 性欲。色欲。また、みだらであること。「—にふける」 2 精液。「不浄の—付きて染みたり」〈今昔・一七・四五〉
いん【淫】
[常用漢字] [音]イン(呉)(漢) [訓]みだら 1 (「婬(いん)」と通用)みだらな性的関係にふける。「淫行・淫蕩(いんとう)・淫奔・淫乱・淫猥(いんわい)/姦淫(かんいん)・荒淫・邪淫・手...
かい‐いん【誨淫】
男女間のみだらなことを教えること。「—の書」
かん‐いん【姦淫】
[名](スル) 1 道義に背いた肉体的交渉をもつこと。 2 法律で性交を意味し、男性が女性の膣内に陰茎を入れる行為をいう。「—罪」
こう‐いん【荒淫】
[名・形動]過度に情欲にふけること。また、そのさま。「姉さんの旦那をして居ると云う—な外科医に」〈竜胆寺雄・アパアトの女たちと僕と〉
ごう‐いん【強淫】
「強姦(ごうかん)」に同じ。「—どうようなこと」〈高畠藍泉・怪化百物語〉
しゅ‐いん【手淫】
手などで自分の性器を刺激して性的快感を得る行為。自慰。自涜(じとく)。マスターベーション。オナニー。
しゅ‐いん【酒淫/酒婬】
酒と色事。酒色。
しょ‐いん【書淫】
読書にふけること。非常に書物が好きなこと。また、その人。
じゃ‐いん【邪淫/邪婬】
1 よこしまで、節度のないこと。 2 仏語。五戒の一。配偶者でない者との性行為。また、してはならない性行為。