へ・る【減る】
[動ラ五(四)] 1 数・量・程度などが少なくなる。とぼしくなる。「収入が—・る」「水かさが—・る」⇔増える/増す。 2 すりへる。摩耗する。「タイヤが—・る」「靴が—・る」 3 (「腹が減る」...
めり【乙/減り】
《動詞「め(減)る」の連用形から》 1 へること。出費や損失。「一年に殆んど五割の—が立つ」〈魯庵・社会百面相〉 2 邦楽で、音の高さを低くすること。特に尺八でいう。⇔甲(かり)。
めり‐かり【乙甲/減上】
《邦楽で、基本の音より音高が下がったものを「めり」、上がったものを「かり」というところから》 1 音の高低。抑揚。 2 音声に抑揚をつけること。めりはり。
めり‐こ・む【減り込む】
[動マ五(四)]押されるなどしてはまり込む。また、重みなどで沈むようにへこむ。「足が泥に—・む」「パンチが腹に—・む」
めり‐はり【減り張り/乙張り】
1 ゆるむことと張ること。特に、音声の抑揚や、演劇などで、せりふ回しの強弱・伸縮をいう。「—のきいたせりふ」 2 物事の強弱などをはっきりさせること。「—をつけて仕事をする」
め・る【減る】
[動ラ四] 1 へる。少なくなる。「地ガ—・ッタ」〈日葡〉 2 衰える。弱る。めいる。「過言申す者は必ず奢り易く—・り易し」〈甲陽軍鑑・三〇〉