こん‐こん【滾滾】
[ト・タル][文][形動タリ]「こんこん(渾渾)1・2」に同じ。「—とわき出る泉」「—として尽きることない弁舌」
たぎち【滾ち/激ち】
水が激しく流れること。また、その流れ。「武庫川(むこがは)の水脈(みを)を速みか赤駒のあがく—に濡れにけるかも」〈万・一一四一〉
たぎ・つ【滾つ/激つ】
[動タ四]《「たきつ」とも》 1 水が激しく流れる。水が逆巻きうねる。「山川も依りて仕ふる神ながら—・つ河内(かふち)に舟出せすかも」〈万・三九〉 2 心が激しく動く。いらだつ。「音楽の響、—・...
たぎら・す【滾らす】
[動サ五(四)]たぎるようにする。煮えたたせる。わきあがらせる。「湯を—・す」「情熱を—・す」
たぎ・る【滾る】
[動ラ五(四)] 1 水がさかまいて激しく流れる。「川瀬が—・る」 2 煮えたつ。「湯が—・る」 3 激する気持ちが盛んにわきおこる。わきあがる。「青春の血潮が—・る」「—・る闘志」