い‐ろう【遺漏】
大切な事が抜け落ちていること。手抜かり。手落ち。「—のないように記入する」
う‐ろ【有漏】
《(梵)sāsravaの訳。流れ出るものを有する意》仏語。漏すなわち煩悩(ぼんのう)のある状態。⇔無漏(むろ)。「万(よろづ)を—と知りぬれば阿鼻(あび)の炎も心から」〈梁塵秘抄・二〉
おく‐ろう【屋漏】
1 家の西北の隅。家の最も奥まった所。 2 人の目につきにくい所。 3 屋根から雨が漏ること。
きゅう‐ろう【宮漏】
宮中にあった水時計。→漏刻
けつ‐ろう【欠漏/闕漏】
必要な事物が欠け落ちていること。もれ。おち。「—を補う」
こうび‐ろう【後鼻漏】
鼻汁が、鼻腔(びこう)の後ろを伝ってのどに落ちること。
こく‐ろう【刻漏】
水時計。漏刻。
さ‐ろう【砂漏】
砂を使った漏刻。砂時計。
しそう‐のうろう【歯槽膿漏】
歯槽部で歯を支えている周囲の組織が炎症を起こし、うみがたまってくる疾患。口臭があり、進行すると歯が抜ける。
し‐ろう【脂漏】
皮脂腺の分泌が過剰な状態。青春期後に鼻や頭部にみられる油性脂漏と、「ふけ」と一般によぶ乾性脂漏とに大別される。皮脂漏。