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《江戸中期からは「ひづ」とも》

[動タ四]ぬれる。ひたる。
    1. 「嘆きつつますらをのこの恋ふれこそ我が結ふ髪の—・ちてぬれけれ」〈・一一八〉

[動タ上二]に同じ。
    1. 「袖—・つる時をだにこそなげきしか身さへ時雨のふりもゆくかな」〈かげろふ・中〉

[動タ下二]ぬらす。ひたす。
    1. 「あまぐものはるかなりつる桂川袖を—・てても渡りぬるかな」〈土佐

[補説]四段活用から上二段活用になったのは平安中期といわれる。
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