しょう‐しゃ【瀟洒/瀟灑】
[形動][文][ナリ]すっきりとあか抜けしているさま。俗っぽくなくしゃれているさま。「—な身なり」「—な洋館」 [ト・タル][文][形動タリ]に同じ。「稍肉落ちて—たる姿ではあるが」〈菊池...
しょう‐しょう【瀟湘】
中国湖南省、瀟水と湘水が洞庭湖に注ぐあたりの地方。→瀟湘八景
しょう‐しょう【瀟瀟】
[ト・タル][文][形動タリ]風雨の激しいさま。「朝来雨—たりしが」〈蘆花・自然と人生〉
しょうしょう‐はっけい【瀟湘八景】
瀟湘地方の八つの景勝。山市晴嵐・漁村夕照・遠浦帰帆・瀟湘夜雨・煙寺晩鐘・洞庭秋月・平沙落雁・江天暮雪をいう。北宋の宋迪(そうてき)がこれを描き、画題によく用いられる。日本の近江八景・金沢八景はこ...
しょうしょうはっけい‐ず【瀟湘八景図】
瀟湘八景を主題とする絵画。北宋時代の文人画家宋迪(そうてき)が創始したものとされ、王洪、牧渓(もっけい)らの作品が知られる。日本でも鎌倉時代前後から画題として好まれるようになった。狩野元信、相阿...
しょうしょうはっけいず【瀟湘八景図】
室町時代の画家、相阿弥の作とされる紙本墨画の絵画。 洞庭湖付近の八つの景勝地を描いた作品。京都大徳寺の子院、大仙院の方丈室中(しっちゅう)を飾っていた襖絵。現在は16幅の掛軸となっている。永正...