たつ‐せ【立つ瀬】
立場。世間に対する面目。「君に断られては私の—がない」
つきがせ【月ヶ瀬】
奈良県北東端にあった村。名張川の峡谷沿いにある梅林は梅の名所。平成17年(2005)4月に奈良市に編入。
とし‐の‐せ【年の瀬】
年の暮れ。年末。《季 冬》
となせ【戸無瀬】
京都、嵐山付近の地名。また、大堰川(おおいがわ)の古名。[歌枕]「惜しめどもよもの紅葉は散りはてて—ぞ秋のとまりなりける」〈金葉・秋〉
なぜ【名瀬】
鹿児島県、奄美(あまみ)大島中部にあった市。平成18年(2006)3月、住用村・笠利町と合併して奄美市となる。→奄美
なな‐せ【七瀬】
1 七つの瀬。数多くの瀬。「松浦川—の淀は淀むとも我は淀まず君をし待たむ」〈万・八六〇〉 2 七瀬の祓(はらえ)を行う7か所の瀬。「難波の御祓へ—によそほしう仕まつる」〈源・澪標〉
なるせ【成瀬】
姓氏の一。 [補説]「成瀬」姓の人物成瀬仁蔵(なるせじんぞう)成瀬巳喜男(なるせみきお)
のち‐せ【後瀬】
1 次の瀬。下流の瀬。「鴨川の—静けく後も逢はむ妹には我は今ならずとも」〈万・二四三一〉 2 後日の逢瀬。後会。「—を契りて出で給ふ」〈源・総角〉
はせ【初瀬】
《古くは「はつせ」》奈良県桜井市の地名。初瀬山(はつせやま)山腹の長谷寺の門前町。
は‐ぜ【羽瀬】
簗(やな)の一種。竹の簀(す)などを陸のほうをあけて半円形に立て並べ、満潮のときに入って干潮のとき逃げられなくなった魚を捕る。