ひ‐いれず【火入れず】
火入れをしてない清酒。新酒。
ひ‐いろ【火色】
1 火の色。また、高温に熱した鉄などの光る色合い。 2 火のような深紅の色。 3 襲(かさね)の色目の名。表・裏ともに薄紅。
ひ‐うち【火打ち/燧】
1 火打ち石と火打ち金(がね)とを打ち合わせて火を出すこと。また、その道具。 2 建築で、ひずみを防ぐために、水平面上で直交する部材の隅に斜めにかける補強材。 3 ぶっさき羽織の背の縫い目の裂け...
ひうち‐いし【火打ち石/燧石】
玉髄に似た石英の一種。緻密(ちみつ)で硬く、灰色や黒色のものが多い。火打ち金と打ち合わせて発火させ、火打ち道具として用いた。フリント。
ひうち‐いた【火打ち板】
ふすまの枠組みを固定させるため、四隅に打ち付ける三角形の板。
ひうち‐かえ【火打ち替え】
1 不浄のことがあったとき、穢(けが)れをはらうために炉の火を新しくすること。 2 新年を迎えるにあたり、炉の火種を新しくすること。
ひうち‐がね【火打ち金/燧鉄】
火打ち石と打ち合わせて発火させる鋼鉄片。火打ち鎌(がま)。火口金(ほくちがね)。
ひうち‐がま【火打ち鎌】
「火打ち金(がね)」に同じ。〈和英語林集成〉
ひうち‐どうぐ【火打ち道具】
火打ちに用いる道具。火打ち石・火打ち金・火口(ほくち)など。
ひうち‐ば【火打ち羽】
鷹(たか)の翼の最下部の羽。「藤の先は、—の長(たけ)にくらべて切りて」〈徒然・六六〉