とう‐か【灯火】
ともしび。あかり。
とうか‐かんせい【灯火管制】
夜間、空襲に備え、灯火を消したり覆ったりして光がもれないようにすること。
灯火(とうか)親(した)しむべし
《韓愈「符読書城南詩」から》涼しく夜の長い秋は、灯火の下での読書に適している。 [補説]「灯下親しむべし」と書くのは誤り。
ともしび
斎藤茂吉の第6歌集。昭和25年(1950)刊。3年間の渡欧留学を終え帰国し、全焼した養父の病院の復興や歌誌「アララギ」発行への尽力など、多忙を極めた時期の作品。
ともし‐び【灯火/灯/燭】
1 ともした火。あかり。とうか。ともし。「—がともる」「風前の—」「心の—」 2 平安時代、大学寮の学生に、勉学のための灯油代として与えた奨学金。 [補説]書名別項。→ともしび
灯火(ともしび)消(き)えんとして光(ひかり)を増(ま)す
灯火が消えようとする直前に明るくなる。滅亡の直前に一時的に勢いを盛り返すことのたとえ。
ともしび‐の【灯火の】
[枕]ともしびが明るいの意で、地名「明石」にかかる。「—明石の沖のとも舟の」〈夫木・二三〉