石(いし)に灸(きゅう)
効き目のないことのたとえ。石に針。
お‐きゅう【御灸】
「灸」の美化語。
おん‐きゅう【温灸】
灸の跡がつかないように、皮膚の上に味噌・塩・ニンニクやビワの葉などを置くか、温灸器にもぐさを入れて間接的に加熱する方法。
からす‐の‐きゅう【烏の灸】
子供などの口のわきにできる白いただれ。
きゅう【灸】
漢方医術の一。もぐさをつぼに当たる皮膚の特定の位置に据え、線香で火をつけて燃やし、その熱の刺激で病気に対する治癒力を促進する療法。やいと。
きゅう【灸】
[人名用漢字] [音]キュウ(キウ)(漢) [訓]やいと 漢方療法の一。やいと。「灸治・灸術・灸点/温灸・鍼灸(しんきゅう)」
しお‐やいと【塩灸】
塩を塗り、上にもぐさを置いて据える灸(きゅう)。「あとほど煙強くなりて、—を待ちかねしに」〈浮・五人女・三〉
しん‐きゅう【鍼灸/針灸】
はりときゅう。漢方で、治療のためにはりを打ったり灸をすえたりすること。「—術」
雪駄(せった)の裏(うら)に灸(きゅう)
長居の客を早く帰らせるまじない。ほうきを逆さに立てるなどの類。
てっ‐きゅう【鉄灸】
(「鉄弓」「鉄橋」とも書く)火の上にかけ渡して魚などをあぶるのに用いる、細い鉄の棒。また、細い鉄線を格子状に編んだもの。鉄架。てっきょう。