おどし‐てっぽう【威し鉄砲】
鳥獣などをおどして追い払うための空砲。威し銃。
かみ‐でっぽう【紙鉄砲】
細くて節のない竹の筒に、ぬらした紙を丸めて詰め、次に別の紙玉を押し入れて棒で突き、空気の圧力で音を立てて飛び出させる仕掛けの玩具。
から‐でっぽう【空鉄砲】
1 実弾をこめないで撃つ鉄砲。空砲。からづつ。 2 ほら。でまかせ。
暗闇(くらやみ)の鉄砲(てっぽう)
向こう見ずに、また、当てずっぽうに物事をすることのたとえ。闇夜の鉄砲。
けんつき‐でっぽう【剣付(き)鉄砲】
先端に剣をつけて用いる小銃。銃槍(じゅうそう)。銃剣。
すずめ‐の‐てっぽう【雀の鉄砲】
イネ科の一、二年草。田のあぜに生え、高さ約30センチ。春、褐色の葯(やく)が目立つ淡緑色の穂を密に円柱状につける。すずめのまくら。すずめのやり。やりくさ。《季 春》「—磧(かはら)もここは田のつ...
たけ‐でっぽう【竹鉄砲】
篠竹(しのだけ)で作った鉄砲のおもちゃ。竹筒にヤツデや杉の実を詰め込み、棒で先端へ押し出してから、別の実を押し込んで空気圧で発射させるもの。
つき‐でっぽう【突(き)鉄砲】
⇒紙鉄砲(かみでっぽう)
てっ‐ぽう【鉄砲/鉄炮】
1 火薬の爆発に伴うガス圧によって弾丸を発射する金属製の火器。ふつう小銃をいう。古くは大砲をも称した。 2 《形が1に似ているところから》据え風呂の下部や隅に取り付け火をたくようにした鉄製または...
の‐でっぽう【野鉄砲】
[名・形動ナリ] 1 目当てもなくむやみに鉄砲を撃つこと。「—打ちしも当たらねばこそあれ」〈浮・諸艶大鑑・五〉 2 でまかせを言うこと。また、そのようなさまや、その言葉。「土器坂(かはらけざか)...