うばたま‐の【烏羽玉の】
[枕]烏羽玉1が黒いところから「黒」「闇(やみ)」「夜」「夢」などにかかる。ぬばたまの。むばたまの。「―わが黒髪に年くれて」〈拾遺・雑秋〉
うぶん‐ぼく【烏文木】
黒檀(こくたん)の別名。
う‐ぼく【烏木】
黒檀(こくたん)の別名。
う‐や【烏夜】
《烏は黒いところから》やみ夜。
う‐やく【烏薬】
クスノキ科の常緑低木。幹・枝は細い。雌雄異株。4月ごろ、淡黄色の小花を多数つけ、実は楕円形。根は連球状で香気があり、漢方で健胃・鎮痛薬に用いる。天台烏薬(てんだいうやく)。
う‐ゆう【烏有】
《烏(いずく)んぞ有らんや、の意》全くないこと。何も存在しないこと。「妄人は妄を恣(ほしいまま)にして、空中に楼閣を築き…―の談を為(つく)る」〈露伴・運命〉
うゆう‐せんせい【烏有先生】
《漢の司馬相如が「子虚賦」の中で、亡是(むぜ)公とともに仮設した人物であるところから》架空の人物。
烏有(うゆう)に帰(き)・す
すっかりなくなる。特に、火災で焼けることにいう。「戦災で貴重な資料が―・した」
うるい‐じょう【烏塁城】
中国漢代に、現在の新疆(しんきょう)ウイグル自治区の東方チャディールにあった城。前59年から西域都護府が置かれた。
ウルガン‐バテレン【烏児干伴天連】
⇒オルガンチノ