あせり【焦り】
あせること。いらいらする気持ち。焦慮。焦燥。「—の色を隠せない」
あせ・る【焦る】
[動ラ五(四)] 1 早くしなければならないと思っていらだつ。気をもむ。落ち着きを失う。気がせく。「勝負を—・る」「—・ってしくじる」 2 不意のことで動揺し、あわてる意の俗語。「乗り遅れるかと...
いら・る【焦る/苛る】
[動ラ下二]「いられる」の文語形。
いら・れる【焦れる/苛れる】
[動ラ下一][文]いら・る[ラ下二]心が落ち着かないで、いらだつ。「身は弥々(いよいよ)危く心は益々—・れる」〈風葉・下士官〉 「心もとなけれど、なほなほとうちつけに—・れむも様あしければ」〈源...
こがし【焦がし】
米や大麦などをいって粉にひいたもの。香煎(こうせん)。《季 夏》
こが・す【焦がす】
[動サ五(四)] 1 火に当てて焼いたり熱を加えたりして物の表面を黒くする。焦げた状態にする。「ごはんを—・す」 2 心を悩ます。苦悩する。「身を—・す」「胸を—・す」 3 薫物(たきもの)の煙...
こが・る【焦がる】
[動ラ下二]「こがれる」の文語形。
こがれ【焦がれ】
思い焦がれること。「蚊やり火は煙のみこそたちあされ下の—は我ぞわびしき」〈相模集〉
こがれ‐こう【焦がれ香】
1 染め色や織り色の名。薄紅に黄色を加えた、濃い香色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は濃い香色、裏は紅色。
こがれ‐じに【焦がれ死に】
[名](スル) 1 恋い慕うあまり病気になって死ぬこと。「—しそうなほど思い詰める」 2 焼け死ぬこと。「皆火にいる夏の虫の如くにて、—にこそ死ににけれ」〈太平記・二五〉