やけ‐のこ・る【焼け残る】
[動ラ五(四)]焼けないで残る。「町の一画だけが—・る」
焼(や)け野(の)の鴉(からす)
もともと色の黒いものがさらに黒く見えることのたとえ。
焼(や)け野(の)の雉(きぎす)夜(よる)の鶴(つる)
《すんでいる野を焼かれたキジが自分の命にかえてもその子を救おうとし、また、寒い夜に鶴が自分の羽でその子を暖めるところから》親が子を思う情の深いことのたとえ。
やけ‐のはら【焼け野原】
1 一面に焼けて荒れはてた地域。「大火で一面—になった」 2 「焼け野1」に同じ。《季 春》
やけ‐はら【焼け原】
1 「焼け野1」に同じ。「天辺(てっぺん)が—のごとく円く赤兀(は)げに兀げて」〈紅葉・二人女房〉 2 「焼け野原1」に同じ。
やけ‐ばい【焼け灰】
焼けてできた灰。
やけ‐ひばし【焼け火箸】
焼けて熱くなった火箸。
やけ‐ぶくれ【焼け膨れ/焼け脹れ】
やけどのあとが水ぶくれになること。また、そのもの。
やけ‐ぶとり【焼け太り】
[名](スル) 1 火災にあったあと、保険金や見舞金によって、以前よりも生活や事業が豊かになること。 2 転じて、危機や災難を逆に利用して利益を得たり、事業規模を大きくしたりすること。
やけ‐ぼくい【焼け木杭/焼け棒杭】
「やけぼっくい」に同じ。