いずも‐やき【出雲焼】
出雲地方で生産される陶器。楽山(らくざん)焼・布志名(ふじな)焼など。
いそ‐やき【磯焼(き)】
小麦粉に砂糖と醤油、水を加えて練ったものを、ごま油をひいた鍋(なべ)の上で焼き、あんを包んで三角状にたたんだ菓子。
いた‐やき【板焼(き)】
1 たれにつけた鳥や魚の肉を杉板にのせて焼いた料理。へぎ焼き。 2 魚のすり身を板につけて焼いたもの。焼きかまぼこ。
いぬやま‐やき【犬山焼】
愛知県犬山地方で焼いた陶器。染め付け・赤絵など各種のものがある。丸山焼。
いまがわ‐やき【今川焼(き)】
小麦粉を水でとき、太鼓形の焼き型に流し込み、小豆餡(あずきあん)を入れて焼いた菓子。江戸神田今川橋辺りで売り出されたという。大判焼き。太鼓焼き。巴(ともえ)焼き。《季 冬》
いまど‐やき【今戸焼】
1 今戸で産した焼き物。天正年間(1573〜1592)に始まるといわれ、素焼きを主とし、日用雑器・瓦や人形などの玩具も作った。 2 《今戸人形の顔から》不器量のたとえ。「自分の面(つら)あ—の狸...
いま‐やき【今焼(き)】
古い伝統的なものに対して、新しく焼かれた焼き物。歴史的には利休時代の楽焼きなどをさすが、慶長年間(1596〜1615)には茶入れ・黒茶碗・香合なども今焼きと呼ばれた。
いまり‐やき【伊万里焼】
江戸初期から佐賀県有田地方で産する磁器の総称。主に有田焼をいう。伊万里港から積み出したのでこの名がある。寛永末ごろには日本の陶磁器生産の王座を占め、17世紀以降ヨーロッパにも輸出された。
いもり‐の‐くろやき【井守の黒焼(き)】
ほれ薬の一。イモリの雌雄を焼いて粉末にしたもの。思う相手に知らせずに振りかけたり、酒に入れて飲ませたりすると、相手に恋心を起こさせる効果があるという。
いり‐やき【煎り焼(き)/炒り焼(き)】
たれをつけた肉や魚などを、鍋で水気がなくなるまで焼くこと。また、その料理。