すすとり‐ぜっく【煤取り節供】
12月13日に、正月の準備として煤払いをする行事。煤掃き節供。
すすのなかのマリア【煤の中のマリア】
石牟礼道子による紀行文集。副題「島原・椎葉・不知火紀行」。取材紀行「草の道」を中心に、九州の土地の歴史と今を語る紀行文をまとめたもの。平成13年(2001)刊行。
すす‐はき【煤掃き】
「煤払い」に同じ。《季 冬》「—や調度すくなき人は誰/蕪村」
すす‐はらい【煤払い】
屋内のすす・ほこりを払い清めて、大掃除をすること。多く、正月を迎える準備として歳末(昔は12月13日)に行う。煤掃(すすは)き。《季 冬》「—終へ祖父の部屋母の部屋/立子」
すす‐ば・む【煤ばむ】
[動マ五(四)]すすで黒くなる。すすける。「壁が—・んでいる」
すす‐びょう【煤病】
植物の枝や葉、果実に銹病菌(さびびょうきん)などがついて、黒くすすけたようになる病害。
すす・びる【煤びる】
[動バ上一][文]すす・ぶ[バ上二] 1 汚れてすす色になる。すすける。「天井、畳は直ぐに—・びて来た」〈佐藤春夫・田園の憂鬱〉 2 聞きなれて古くなる。聞き古す。「某(それがし)が短句、公(き...
すす‐ぶ・る【煤ぶる】
[動ラ五(四)]すすで汚れて黒ずむ。すすける。すすぼる。「—・りたる大黒天、或は仁王等の彫像を見」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉
すす‐ぼ・ける【煤ぼける】
[動カ下一]すすで汚れたり古くなったりして黒ずむ。「古綿のような毛並の—・けた白犬」〈風葉・青春〉
すす‐ぼこり【煤埃】
すすのまじったほこり。