はん‐た【煩多】
[名・形動]用事が多くてわずらわしいこと。また、そのさま。煩雑。「—な窓口業務」
はん‐ねつ【煩熱】
1 むしむしと暑苦しいこと。また、その暑気。「都城の—漸く薄らぎ」〈透谷・漫罵〉 2 発熱して苦しむこと。また、その熱。「にはかに—して迷惑なさる」〈咄・きのふはけふ・下〉
はん‐ぼう【繁忙/煩忙】
[名・形動]仕事が多くて忙しいこと。また、そのさま。「—を極めた生活」「日々の—から逃れる」「—な時期」
はん‐む【煩務/繁務】
わずらわしくて忙しい勤務。
はん‐もん【煩悶】
[名](スル)いろいろ悩み苦しむこと。苦しみもだえること。「独りで—する」
はん‐ゆう【煩憂】
あれこれ思い悩んでうれえること。非常に心配すること。
はん‐りょ【煩慮】
いろいろ思いわずらうこと。また、その思い。「心頭には一の—なく」〈独歩・無窮〉
はん‐るい【煩累】
わずらわしくめんどうな物事。「世俗の—を避ける」「自分達の命令を奉じて働いた配下に—を及ぼしたくないと」〈鴎外・堺事件〉
はん‐ろう【煩労】
心をわずらわし、身を疲れさせること。また、その骨折り。「世俗的な—汚辱をいっさい己が身に引受ける」〈中島敦・弟子〉
ぼん【犯/煩】
〈犯〉⇒はん 〈煩〉⇒はん