[形][文]あつ・し[ク]
  1. 温度が著しく高く感じられる。「—・いお茶」「からだ中が—・くなる」⇔冷たい

  1. 感情が高まった状態である。

    1. ㋐恋する相手夢中になるさま。また、深く愛し合うさま。「憧れの人に—・い眼差しをそそぐ」「お—・い仲」

    2. 感情が激しく燃え上がるさま。「—・くなって論じ合う」「—・いものがこみあげる」「目頭が—・くなる」

    3. 熱心である。熱意がある。「届け、—・い声援」「仕事への—・い思い」

    4. 程度がはなはだしい。「水面下で—・い争いを展開する」

    5. 好調である。また、人々が関心を寄せる。「ご当地メニューが—・い」「IT業界が—・い」

  1. (「身があつい」の形で)せっぱ詰まって困るさま。

    1. 「必ず用心さっしゃれ、身が—・ければどのような事せうも知れぬ」〈浄・生玉心中

[派生]あつがる[動ラ五]あつげ[形動]あつさ[名]

出典:青空文庫

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