かい‐ほう【懐抱】
[名](スル) 1 ふところに抱くこと。抱きしめること。抱擁。 2 ある思いや計画などを心の中に持つこと。また、その思いや計画。抱懐。「何等の意見をも—しておられないということは」〈鴎外・懇親会...
かしこ・む【畏む】
[動マ四] 1 恐れる。「海中(わたなか)を渡るとき、な—・ませまつりそ」〈記・上〉 2 恐れ多いと思う。かしこまる。「千代にも斯くしもがも—・みて仕へ奉らむ」〈推古紀・歌謡〉 3 謹んで承る。...
かなし・む【悲しむ/哀しむ/愛しむ】
[動マ五(四)] 1 心が痛む思いだ。悲しく思う。また、なげかわしく思う。「別れを—・む」「道徳心の低下を—・む」⇔喜ぶ。 2 (愛しむ)いとしいと思う。愛する。「端正(たんじゃう)美麗なる男子...
かり‐おや【仮親】
1 実の親に代わって養育する人。養父母。養い親。 2 結婚・養子縁組・奉公などの際に、一時的に名義上の親となる人。親代わり。 3 未成年の子の儀礼に際し、実の親に代わって行事をつかさどる仮の親。...
かん‐ばせ【顔】
《「かおばせ」の音変化》 1 顔のようす。顔つき。容貌(ようぼう)。「花の—」 2 体面。面目。「何の—あって父母にまみえんや」
がく‐さい【学債】
《「学校債券」の略》学校、特に大学が、入学者また父母に発行する債券。
き‐おん【棄恩】
仏語。真理の道に入るため、父母の恩を捨てて世俗への執着を断つこと。
き‐せい【帰省】
[名](スル)郷里に帰ること。また、郷里に帰って父母を見舞うこと。帰郷。「墓参りに—する」「—客」《季 夏》「なつかしや—の馬車に山の蝶/秋桜子」 [補説]書名別項。→帰省
き‐ねい【帰寧】
[名](スル)嫁に行った女性や、親もとを離れている女性が、里帰りして父母の安否を問うこと。「父母の大故と雖(いえど)も—せしめず」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
き‐ふ【季父】
父母の末の弟。いちばん若い叔父。