ちち‐はは【父母】
父と母。両親。ふぼ。
ちち‐みかど【父帝】
天皇である父。「夢の中にも—の御教へありつれば」〈源・明石〉
ちち‐みこ【父御子/父皇子】
皇子である父。「—も思ふさまに聞こえかはし給ふ」〈源・賢木〉
ちちをうるこ【父を売る子】
牧野信一の短編小説。大正13年(1924)5月、雑誌「新潮」に発表。同名の作品集は同年8月に刊行。
ちゃん【父】
父親を呼ぶ俗語。江戸時代から庶民の間で用いられた。
てて【父】
《「ちち」の音変化か》父親。ちち。てて親。「—なりし人も、めづらかにあはれなる事なり」〈更級〉
てて‐うち【出落/父打】
「出落栗(ててうちぐり)」の略。
てて‐おや【父親】
ちちおや。
てて‐かた【父方】
ちちかた。「—の従兄弟もあれば母方の従兄弟もある」〈福沢・福翁自伝〉
てて‐き【父君】
「ててぎみ(父君)」の略。「などか—の久しく見えざらむとて、泣き給へば」〈多武峰少将〉