うしつ‐がわ【牛津川】
佐賀県中央部を流れる川。筑紫(つくし)山地西部に位置する八幡(はちまん)岳(標高764メートル)南斜面に源を発してほぼ東流し、杵島(きしま)郡白石(しろいし)町福富(ふくどみ)の干拓地域で有明海...
うし‐てんじん【牛天神】
《牛を天満天神の使いとするところから》天満宮の異称。
牛(うし)に汗(あせ)し棟(むなぎ)に充(み)つ
⇒汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)
牛(うし)に経文(きょうもん)
いくら説き聞かせても効き目のないことのたとえ。馬の耳に念仏。
牛(うし)に食(く)らわ◦る
一ぱいくわされる。だまされる。「—◦れだまされた」〈虎明狂・鍋八撥〉
牛(うし)に対(たい)して琴(こと)を弾(だん)ず
《中国、魯(ろ)の公明儀が牛の前で琴を弾じ、名曲を聞かせたが、牛は知らぬ顔で草を食っていたという「祖庭事苑」にある故事から》志の低い者や愚かな者に高尚な道理を説いてもわからないことのたとえ。牛に...
牛(うし)にひかれて善光寺(ぜんこうじ)参(まい)り
《信心のない老婆が、さらしていた布を角にかけて走っていく牛を追いかけ、ついに善光寺に至り、のち厚く信仰したという話から》思ってもいなかったことや他人の誘いによって、よいほうに導かれることのたとえ。
牛(うし)にも馬(うま)にも踏(ふ)まれず
子供が無事に育つことのたとえ。牛馬にも踏まれず。
うし‐ぬすびと【牛盗人】
1 牛を盗む人。牛泥棒。うしぬすっと。 2 口が重く、動作の鈍い人をののしっていう語。「—と言はれうとも後世願ひと言はれな」〈譬喩尽・四〉 3 ウキゴリの別名。 [補説]狂言の曲名別項。→牛盗人
うしぬすびと【牛盗人】
狂言。和泉(いずみ)流。御所の牛を盗んだ者を訴えると褒美は望みしだいという高札を見て、盗人の子が父を訴人し、褒美に父の命ごいをして許される。