いぬ‐がみ【犬神】
俗信で、人にとり憑(つ)いて害をなすという動物霊。犬の霊とされる。中国・四国・九州の諸地方に伝わる。
いぬがみけのいちぞく【犬神家の一族】
横溝正史の推理小説。昭和25〜26年(1950〜1951)発表。私立探偵金田一耕助が、名士の遺産相続にまつわる殺人事件の謎を解く。 を原作とする映画。市川崑監督・脚本、昭和51年(1976...
いぬがみ‐つかい【犬神使い】
呪術師の一。犬神を使って害をなす人。
いぬがみ‐つき【犬神憑き】
犬神がとり憑いたとする一種の精神異常。また、その状態の人。
いぬ‐じにん【犬神人】
中世、近畿地方の大社に隷属した身分の低い神人。特に京都祇園社(八坂神社)に属した者をいう。社内の清掃、祇園会の山鉾(やまぼこ)巡幸の警固、葬送・埋葬などに従事し、祇園社の本所である延暦寺の兵卒と...