じょう‐せい【情勢/状勢】
変化していく物事の、その時々のようす。今、物事がどのように動いていて、今後どうなっていきそうかという、状況の流れや方向。「緊迫した—にある」「国際—」「—判断」
じょう‐たい【状態/情態】
人や物事の、ある時点でのありさま。「危険な—」「昏睡(こんすい)—」「健康—」
じょうたい‐しき【状態式】
⇒状態方程式
じょうたい‐ず【状態図】
ある物質または混合物の状態を示すため、圧力・温度を変数にとって、気相・液相・固相間の平衡関係を図示したもの。相図(そうず)。
じょうたい‐はん【状態犯】
一定の法益侵害の発生後に違法状態が存続していても、それが別罪とはならないもの。例えば、窃盗犯人が盗品を壊しても、窃盗罪のほかに器物損壊罪は成立しない。→継続犯 →即時犯
じょうたい‐ベクトル【状態ベクトル】
量子力学で物質系の状態を数学的に表すためのベクトル。無限次元に拡張されたヒルベルト空間における複素ベクトルであり、重ね合わせの原理を満たす。観測可能な物理量はこのベクトルに作用する演算子で表される。
じょうたい‐ほうていしき【状態方程式】
物質の状態を温度・圧力・体積などの変数として表す式。理想気体ではボイルシャルルの法則が代表例。実在気体ではファン=デル=ワールスの式などがある。状態式。
じょうたい‐りょう【状態量】
物質や場で、状態が定まれば一定の値をとる巨視的な量。温度・圧力・体積・密度・エントロピー・内部エネルギー・自由エネルギーなど。
じょう‐つう【状通】
手紙を送ること。また、その書面。「吉田の兼好を師範と頼み日々の—」〈浄・忠臣蔵〉
じょう‐ばこ【状箱】
1 手紙や書類などを入れておく箱。ふばこ。 2 昔、書状を入れて使いに持たせた、木製の箱。ふばこ。