おさかべ‐ぎつね【於佐賀部狐/刑部狐】
姫路城の天守閣の第5層にすんでいたといわれる、神通力を持った狐。刑部大明神の正体とされる。長壁明神。おさかべ。
おさき‐ぎつね【尾裂き狐】
《俗に尾が裂けているといわれるところから》御先狐(おさきぎつね)の異称。
おさき‐ぎつね【御先狐】
憑(つ)きものの一種。飼い主の命じるままに不思議なことをすると伝えられる狐。尾裂き狐。
きた‐きつね【北狐】
キツネの亜種。北海道やサハリン(樺太(からふと))に分布。本州のキツネよりやや大きく、毛色は鮮やかな橙褐色で、四肢の黒い部分が広い。《季 冬》
きつ【狐】
キツネの古名。「行方のしれぬは、どうでお—の業かしれぬ」〈伎・韓人漢文〉
きつね【狐】
1 イヌ科の哺乳類。体長45〜90センチ、尾長30〜55センチ。毛色は主に橙褐色。口先が細くとがり、耳が三角で大きく、尾は太い。雑食性で、ノネズミを狩るときには高く跳躍して前足で押さえる。日本に...
きゅうび‐の‐きつね【九尾の狐】
9本の尾をもつ狐。古くはめでたい獣とされたが、後には、多くの年を経た妖狐とされた。金毛九尾の狐。
ぎん‐ぎつね【銀狐】
キツネの一亜種。カナダ・アラスカなどに多く、黒色の毛に白い差し毛が混生するため銀色に見える。毛皮が珍重される。シルバーフォックス。ぎんこ。《季 冬》
くだ‐ぎつね【管狐】
想像上の小さなキツネ。竹管の中で飼われ、飼い主の問いに応答したり、予言をしたりする通力をもつ。くだ。
けつね【狐】
(主に関西で)きつね。「—うどん」