さる【猿】
1 霊長目のうち、ヒト科を除いた哺乳類の総称。原始的な原猿、中南米の広鼻猿、アジア・アフリカの狭鼻猿、類人猿の四つに大別される。ほとんどがオーストラリア以外の熱帯地方にすみ、ニホンザルはその北限...
さん‐えん【三猿】
三様の姿をした3匹の猿。それぞれ、両手で両眼・両耳・口を覆って、「見ざる・聞かざる・言わざる」の意味を表す。さんざる。→見猿聞か猿言わ猿
さん‐ざる【三猿】
「さんえん(三猿)」に同じ。
しか‐ざる【鹿猿】
鹿の上に猿が乗った形の土焼きの玩具。広島県宮島の名産品。
ししお‐ざる【獅子尾猿】
オナガザル科の哺乳類。ニホンザルに近縁。全身黒色で顔の周囲に灰色のたてがみ状の長毛があり、尾の先端に房毛がある。インドの森林にすむ。
しし‐ざる【獅子猿】
ライオンタマリンの別名。
しん‐えん【心猿】
欲情に燃えて落ち着かないようすを、猿がわめき騒ぐのにたとえた語。「意馬—」
せんびき‐ざる【千疋猿】
布製の小さいくくり猿を数多く糸に連ね通した供え物。女児の災難よけ、技芸上達祈願などの意を込めて神仏に奉納する。
たいわん‐ざる【台湾猿】
オナガザル科の哺乳類。台湾特産で、山地に大群で暮らす。大きさ・体色はニホンザルに似るが、尾は長い。台湾おながざる。
たて‐さる【竪猿】
雨戸などに取り付ける猿(さる)で、上下に動かして戸締まりをするもの。