みず【瑞】
1 みずみずしく美しいこと。若々しくうるわしいこと。「檜は以て—の宮をつくる材(き)とすべし」〈神代紀・上〉 2 めでたいしるし。瑞祥(ずいしょう)。「皇軍(みいくさ)の、鵄(とび)の—を得るに...
みず‐え【瑞枝】
みずみずしい若い枝。「柳の—」「滝の上の三船の山に—さししじに生ひたるとがの木のいや継ぎ継ぎに」〈万・九〇七〉
みず‐がき【瑞垣/瑞籬/水垣】
《古くは「みずかき」》神社などの周囲に設けた垣根。また、神霊の宿ると考えられた山・森・木などの周囲に巡らした垣。玉垣。神垣。斎垣(いがき)。
みずがき‐の【瑞垣の】
[枕] 1 布留(ふる)の社の垣は古く久しい意から、「久し」にかかる。「—久しき時ゆ恋すれば」〈万・三二六二〉 2 瑞垣に囲まれた神の意から、「神」にかかる。「—神の御代より篠の葉を」〈神楽・篠〉
みずがき‐やま【瑞牆山】
山梨県北部、北杜(ほくと)市の長野県境近くにある山。標高2230メートル。黒雲母(うんも)花崗(かこう)岩からなり、山頂付近に巨岩がある。ふもとにツガ・シラカバの原生林、スズランの群落がある。秩...
みず‐き【瑞木】
みずみずしい若木。
みず‐たまうき【瑞玉杯/瑞玉盞】
《「みず」も「たま」も美称》美しいりっぱなさかずき。「三重の子が捧(ささ)がせる—に」〈記・下・歌謡〉
みずなみ【瑞浪】
岐阜県南東部の市。和食器および輸出向け洋食器を産出。人口4.0万(2010)。
みずなみ‐し【瑞浪市】
⇒瑞浪
みず‐は【瑞歯/稚歯】
1 若々しく生命力のある歯。 2 老人になってから再び生えた歯。長寿のしるしとして、めでたいこととされた。 3 非常に年老いること。また、老人。「かまど守る—の嫗(おみな)庵(いほり)よりはひい...