うしち【烏瑟】
⇒うしつ(烏瑟)
うしつ【烏瑟】
「烏瑟膩沙(うしつにしゃ)」の略。
きん‐しつ【琴瑟】
1 琴と瑟(大琴)。 2 むつまじい夫婦仲のたとえ。「—の交わり」
しつ【瑟】
中国古代の弦楽器の一。箏(そう)に似て、普通は25弦。柱(じ)で調弦し、弦をはじいて奏する。日本には奈良時代に伝来。
しつ【瑟】
[音]シツ(漢) 1 大形の琴。「琴瑟」 2 さびしい風の音の形容。「瑟瑟・蕭瑟(しょうしつ)」
しつ‐しつ【瑟瑟】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 風が寂しく吹くさま。「楓葉荻花(ふうようてきか)秋は—たる刀祢河(とねがわ)あたりの渡船で」〈荷風・濹東綺譚〉 2 波の立つさま。
しょう‐しつ【蕭瑟】
[名・形動]秋風が寂しく吹くこと。また、そのさま。「—なる林の裏(うち)、幽冷なる池の上に」〈漱石・幻影の盾〉 [ト・タル][文][形動タリ]に同じ。「—たる秋光の浜に立てば」〈蘆花・不如帰〉