あずま‐じょうるり【吾妻浄瑠璃】
1 ⇒江戸浄瑠璃 2 常磐津節(ときわずぶし)の分派として寛政年間(1789〜1801)に始まる吾妻国太夫(あずまくにだゆう)派の浄瑠璃。
あやつり‐じょうるり【操り浄瑠璃】
1 三味線を伴奏とした浄瑠璃に合わせて、人形を操る芝居。文楽など。操り芝居。人形浄瑠璃。 2 操り芝居で語る浄瑠璃。特に、義太夫節。
あわじ‐にんぎょうじょうるり【淡路人形浄瑠璃】
淡路島に残る人形芝居。近世初頭に始まり、享保(1716〜1736)ごろが最盛。義太夫節による三人遣い。人形の首(かしら)は文楽より大きい。
うす‐はり【薄玻璃】
《「玻璃」はガラスの異称》薄くつくったガラス。
うた‐じょうるり【唄浄瑠璃】
1 浄瑠璃の分類の一。語り物である義太夫節に対して、歌い物の要素を加味した浄瑠璃。大薩摩(おおざつま)・一中(いっちゅう)・河東(かとう)・薗八(そのはち)・富本・常磐津(ときわず)・清元・新内...
えど‐じょうるり【江戸浄瑠璃】
江戸で発生し、流行した浄瑠璃の総称。古くは薩摩節(さつまぶし)・金平節(きんぴらぶし)・土佐節・外記節(げきぶし)・永閑節・大薩摩節(おおざつまぶし)・半太夫節、やや遅れて、享保(1716〜17...
おお‐るり【大瑠璃】
ヒタキ科オオルリ属の鳥。全長17センチくらい。雄は背面が瑠璃色でのどから胸が黒色。雌は全体に褐色。日本へは夏鳥として渡来、渓流近くで繁殖し、冬季は東南アジアへ渡る。高い木の上で朗らかにさえずる。...
おき‐じょうるり【置(き)浄瑠璃】
所作事浄瑠璃で、踊り手が登場する前に前置きとして演奏する部分。おき。
おく‐じょうるり【奥浄瑠璃】
古浄瑠璃の一つで、近世初頭から奥羽地方の盲人たちによって語られてきたもの。扇拍子・琵琶・三味線などを伴奏にする。御国(おくに)浄瑠璃。仙台浄瑠璃。
おくに‐じょうるり【御国浄瑠璃】
⇒奥浄瑠璃(おくじょうるり)