おに‐がわら【鬼瓦】
大棟(おおむね)や降(くだ)り棟の端に飾る瓦。獣面のほか蓮華文(れんげもん)などがあり、鬼面がなくてもいう。 [補説]狂言の曲名別項。→鬼瓦
おにがわら【鬼瓦】
狂言。都に出てきた大名が訴訟に勝って因幡(いなば)堂へお礼参りに行ったとき、鬼瓦を見て国もとの妻の顔を思い出して泣くが、太郎冠者に慰められて、笑う。
かけ‐がわら【掛(け)瓦】
登り軒に用いる軒平(のきひら)瓦。
からくさ‐がわら【唐草瓦】
唐草文様のある軒瓦。軒平瓦(のきひらがわら)のこと。
かわら【瓦】
1 粘土を一定の形に作り、瓦窯で焼いたもの。主に屋根を葺(ふ)く材料とするが、床敷きにも用いられる。屋根瓦には本瓦葺き用と桟瓦葺き用とがあり、形状や使用場所によって平瓦・丸瓦・鬼瓦・桟瓦・軒瓦な...
が【瓦】
[常用漢字] [音]ガ(グヮ)(漢) [訓]かわら グラム 〈ガ〉粘土を素焼きにしたもの。かわら。「瓦解・瓦礫(がれき)/釉瓦(ゆうが)・煉瓦(れんが)」 〈かわら(がわら)〉「瓦版/鬼瓦・...
がんぶり‐がわら【雁振(り)瓦】
棟の最上端に載せる半円形の丸瓦。衾(ふすま)瓦。冠瓦。
きく‐がわら【菊瓦】
菊花模様のついた小さい丸瓦。主に大棟に用いる。菊丸瓦。
きょう‐がわら【経瓦】
⇒瓦経
きりこみ‐さんがわら【切(り)込み桟瓦】
横断面が波状で、対角の二隅を切り込んだ瓦。普通の屋根瓦。