つつみ‐がわら【包(み)瓦/堤瓦】
棟を包むのに用いる半円筒形の瓦。
とう‐が【陶瓦】
1 陶器と瓦器。やきもの。 2 釉(うわぐすり)をかけたかわら。
ともえ‐がわら【巴瓦】
軒丸瓦(のきまるがわら)のこと。多く先端に巴紋をつけたのでいい、巴1にちなんで火防のまじないとした。
なまこ‐がわら【海鼠瓦】
「丸瓦(まるがわら)」に同じ。
にほん‐がわら【日本瓦】
粘土で作った焼き瓦。素焼きのものと、表面に釉薬(うわぐすり)をかけて焼いたものとがある。セメント瓦や金属瓦に対していう。
ぬのめ‐がわら【布目瓦】
布目の跡のある屋根瓦。製造時に用いた布の織り目が残ったもので、奈良・平安時代の瓦に多くみられる。
のき‐がわら【軒瓦】
1 軒先に用いる瓦。軒平瓦と軒丸瓦とがある。 2 「軒平瓦(のきひらがわら)」に同じ。
のき‐ひらがわら【軒平瓦】
軒先に用いる平瓦。唐草模様をつけたものは唐草瓦ともいう。
のき‐まるがわら【軒丸瓦】
軒先に用いる丸瓦。蓮花紋や巴紋(ともえもん)をつけることが多い。瓦全体が鐙(あぶみ)の形をしているので鐙瓦ともいい、巴紋のあるものを巴瓦という。
のし‐がわら【熨斗瓦】
屋根の棟で、雁振(がんぶり)瓦の下に積まれる平瓦。