あい‐だ・る
[動ラ下二]甘える。「いと若やかになまめき、—・れて物し給ひし」〈源・柏木〉
あまえっ‐こ【甘えっ子】
何かというと親や身近の人に甘える子供。甘えん坊。
あまえん‐ぼう【甘えん坊】
よく甘える子供。また、他人に甘える気持ちの強い人。甘ったれ。あまえんぼ。
あまっ‐たれ【甘ったれ】
[名・形動]ひどく甘えること。また、そのさまや、その人。「—な駄々っ子」
あまっ‐た・れる【甘ったれる】
[動ラ下一]かわいがってもらおうとして、ひどく甘える。また、自立心がなく、他人に頼る。「甘える」のよくない面を強調した言い方。「—・れた声」「—・れた気持ち」
御言葉(おことば)に甘(あま)・える
⇒言葉に甘える
かじり‐つ・く【齧り付く】
[動カ五(四)] 1 物の端に勢いよく歯を立てる。ぎゅっとかじる。食いつく。「大きなフランスパンに—・く」 2 しっかりくっついて離れまいとする。しがみつく。「母親に—・いて甘える」 3 一つの...
くん‐くん
[副]動物がにおいをかいだり、鼻を鳴らしたりするときの声を表す語。「えさをさがして—(と)かぎ回る」「鼻を—鳴らして子犬が甘える」
すり‐よ・る【擦(り)寄る/摩り寄る】
[動ラ五(四)] 1 すれ合うほどに近寄る。「子供が—・って甘える」 2 ひざをすって近寄る。にじり寄る。「枕元へ—・って病人を介抱する」 3 利益を得るなどの目的で、親しくなろうとする。「権力...
そば・える【戯える】
[動ア下一][文]そば・ふ[ハ下二] 1 風が甘えかかるように、やわらかく吹く。「冷たい頸元に—・える軽い風に吹かれていると」〈秋声・あらくれ〉 2 動物などがたわむれる。「犬は木陰を離れて…原...