じんざ‐もみ【甚三紅】
承応年間(1652〜1655)京都長者町の桔梗屋甚三郎(ききょうやじんざぶろう)が、茜(あかね)で染め出した紅梅色の平絹。女性の和服の胴裏に用いる。また、その色。中紅(ちゅうもみ)。
じん‐しょ【甚暑】
はなはだしい暑さ。酷暑。「善悪を—甚寒の両極と為して」〈福沢・文明論之概略〉
じん‐しん【甚深】
《古くは「じんじん」とも》非常に奥が深いこと。意味・境地などが深遠であること。深甚。
じん‐すけ【甚助/腎助】
《「腎張り」を人名のように表した語》情欲が強く、嫉妬(しっと)深い性質。また、そういう男。
甚助(じんすけ)を起(お)こ・す
嫉妬(しっと)する。やきもちをやく。→甚助
じん‐だい【甚大】
[形動][文][ナリ]程度のきわめて大きいさま。「—な被害」 [派生]じんだいさ[名]
じんべい【甚平】
「じんべえ(甚兵衛)」に同じ。
じんべい‐ざめ【甚平鮫】
サメ目ジンベイザメ科の海水魚。魚類では最大で、ふつう全長約10メートルで、20メートルのものも知られる。口は頭部前端にあり、歯は小さく、動物プランクトンや小魚を食べる。性質はおとなしい。卵生。外...
じんべえ【甚兵衛】
袖なし羽織。もと綿入れで冬季に用いた。現代では主に男子の夏の室内着。広袖で、丈はひざ下くらい、脇に馬乗りをあけ、前は付けひもで結ぶ。じんべい。じんべ。《季 夏》
じんべえ‐ばおり【甚兵衛羽織】
陣羽織に似て、木綿製で綿入れの袖無し羽織。下級武士・民間用。