いくた‐がわ【生田川】
神戸市を流れる川。摩耶(まや)山に源を発し、布引滝(ぬのびきのたき)となって神戸港に注ぐ。菟原処女(うないおとめ)が身を投げた妻争いの伝説で知られる。万葉集・一八〇九に詠まれ、大和物語にもみえる...
いくた‐く【生田区】
⇒生田
いくた‐じんじゃ【生田神社】
神戸市中央区にある神社。旧官幣中社。祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)。社地は源平合戦などの古戦場。
いくた‐の‐もり【生田の森】
生田神社境内にある森。源平合戦や新田・足利氏の古戦場。
いくたましんじゅう【生玉心中】
浄瑠璃。世話物。三段。近松門左衛門作。正徳5年(1715)大坂竹本座初演。遊女おさがと茶碗屋嘉平次の生玉神社での情死事件を脚色したもの。
いくたま‐じんじゃ【生玉神社】
生国魂神社(いくくにたまじんじゃ)の通称。
いくた‐りゅう【生田流】
箏曲(そうきょく)の流派。生田検校の創始。主に関西で流行し、関東の山田流と近代箏曲界を二分する。
いくた‐りょくち【生田緑地】
神奈川県川崎市多摩区にある公園。枡形山(ますかたやま)を中心に自然林が残るほか、岡本太郎美術館・日本民家園・青少年科学館などの施設がある。
いくち‐しま【生口島】
《「いのくちしま」とも》広島県南東部、瀬戸内海の芸予諸島中の島。瀬戸内しまなみ海道のほぼ中央、尾道市瀬戸田町にある。面積31平方キロメートル。最高峰は南西にある観音山(標高472メートル)で眺望...
いくの【生野】
兵庫県朝来(あさご)市の地名。銀山があった。もと但馬(たじま)街道の宿場町。 京都府福知山市の地名。[歌枕]「大江山こえて—のすゑ遠み道ある代にもあひにけるかな」〈新古今・賀〉 大阪市東部...